1週間のグアム旅行も無事終わり、いよいよ帰国。ところが、またこの某外資系航空会社がやってくれた!
>>これまでのことは「個人旅行手配⑤マイル特典旅行券の落とし穴」
もう二度とこの航空会社には乗らない!と心に誓った最悪の出来事が待っていました。
1週間の子連れdeグアム滞在は無事終了
イチゴが産まれて1カ月もたたないうちに、マイルでゲットしたグアム旅行。(正確には足りないマイルを現金で購入して特典航空券をゲットしています。詳細はこちら「個人旅行手配③マイルで航空券をゲット?」)
1週間もの長期間をグアムで過ごすなんて、調子に乗りすぎやな~。大丈夫かな~?と出発直前になって心配した今回の旅行でしたが、無事に1週間を楽しくグアムで過ごすことができました。
コンドミニアムという、まるで我が家で過ごすかのような空間で、食べ慣れた料理を食べ、いつもと同じ時間に起きて、いつもと同じ時間に寝る、というリラックスした時間を過ごせたからこそ、体調を崩すこともなく、みんな元気で過ごせたのかなー。と自己分析。
8月のお盆休暇ど真ん中の1週間。2泊で沖縄へ行くにも30万円ではきかない時期。
そんな超繁忙期に7泊8日グアムで過ごして、たった30万円で済んだのだから、これってなんてお安い旅行になったのかしら!私ってすごい!
帰国する日、私はそんなことを考えながら「あー、楽しかったなー」「また来たいなー」とちょっと夢見心地だったの。
そう、空港に行くまではね…
帰国便の悲劇
私たちの帰国便はグアム夕方発の便です。
これも当初予約したはずの夕方便が一旦は早朝便に振り替えられ、すったもんだの上再度、夕方便に変更していたものです。(参考;個人旅行手配談 ④マイル特典旅行券の落とし穴)
今回の悲劇の幕開けは空港についてすぐ勃発しました。
カウンターで「スーツケースの重量が超過している」との指摘を受けたのです。それもたったの1キロ超過してるとのこと。
いやいや、1キロくらいの超過、今までも何度もあったけど一度も超過料金なんて請求されたことないし。っていうか来た時と同じはずだけど?
英語で話してるから通じてるはずなのに、...ヽ( ´_つ`)ノ ?わかんなーいってフリされて、「ア”-(‐_‐)σ 」と指さされて「あっち行け」と。
ナンチュウ感じ悪い奴!とムッとするものの、超過料金は絶対払いたくないので建物の隅でスーツケースを開けて調整。たいがいこれでイラついた。どないやねん。
で、次。
私は、今回の旅行前にオンラインの公式HPから座席指定をしていた。行きの分も帰りの分も。
それからキッズミールとチャイルドミールも電話でお願いしておいたはず。
それなのに出発の時、関空でチェックインしてみると座席指定も入っておらず、チャイルドミールもキッズミールもオーダーされていないと言われたの。
その段階で「は?」なんだけど、その時にカウンターのお姉さんに確認したわけよ。「帰りの分も入ってますよね?」と。そしたら確かにお姉さんは「はい。そちらも登録しておきます。」と言ったのよ。確かに確かにお姉さんはそう言ったのよ。
それなのにさ、それなのにだよ。
まーた、この帰りの便も「座席指定も入ってないし、チャイルドミールもキッズミールもオーダーされてない!」って言いよるわけ!このおバカ航空が!
しかも、「座席指定が入ってないのはあなたたちだけ。1人ずつバラバラに座るしかない」って言うわけよ。
あほちゃうか?1年生のレモンに1人で座れってか?っていうか、確かに私も座席指定入れたし、行きの関空でもお姉ちゃんに言うたやろっ!
あんたらのコンピューターどうなってんねん!!!ええ加減にせえやっ!!!!
さすがにまくしたてたら、若い兄ちゃんが奥に誰かを呼びに行ったのさ。
したら、奥からロマンスグレーの爺さんが出てきて、カウンターで湯気をたててる私たち家族には目も合わさず、パソコンをバシッバシッと叩きだした。「ummmm…hummmm…」とか言いながら。私たちはひたすら無視され、ひたすら待たされた。
「少々お待ちください」とかさ。「ご迷惑をおかけして…」とかさ。無いよね、そういう心遣いが。海外には。
謝らない、絶対に。ってか「謝るもんか!」って意地になってるようにも思える。
で、ひたすら待たせ続けた爺さんがやっと「これでいいだろ!」ってな具合に顔あげて、「あ”( ̄^ ̄)σ」って搭乗券渡して去って行ったわけ。
どうやら、既に座席指定している人達をずらして、私たちの家族がバラバラに座らなくてもいいように手配してくれたらしい。渡された搭乗券には、3人まとまった席の座席番号が書かれていた。
なんとかこれで一見落着したかと思った。とりあえずレモンを1人で座らせなくてもよくなったと思ってホッとした。
空港に着いた時はルンルンで、心身共にピッカピカだったのに、一気に疲れて全身黒い絵の具をかぶったような気分。恐るべしおバカ航空。
でも、これで終わりじゃなかったんだな。
いよいよ搭乗。やっと日本に帰れるわ!と思ったのに、飛行機に乗り込んでチケットに書かれた席に行ってみると、もう人が座ってる。
「あのー、席ここなんですけど…」って声をかけると、「えええっっ!」ってその人も驚いて出したチケットにもナント同じ座席が印刷されてた。完全なダブルブッキングですわ。
さっきカウンターで永遠に待たされたのに結局何にも変わってなかった。あの爺さん、意味なし。
でさ、CAに言うじゃん。怒り気味で。「席ないんだけど?どうしたらいい?」って。
そしたらさ、開口一番「This is NOT my responsibility .」(私の責任じゃありません)と返ってきた。
てめー。まず保身かよ。そんなこと言ってないで、どうしたらいいのか教えろよ。まさか1年生のレモンに1人で座れってか?
そしたらそのCAは「あの人に言え」って男性のパーサーを指さすから、その人に「席がダブルブッキングだ。さっきカウンターで変更してもらったはずだ。確認してくれ。」って言ったわけ。
したらその責任者パーサーは「Wait a moment, please.」(少々お待ちください)と言ったままどこかへ消えた。本当に消えた。
他のCAは離陸準備でウロウロするものの、誰も私たちには話しかけない。こちらから話しかけても「お待ちください。私の仕事じゃないし」と全く相手にされず。
私たちは座る席もないまま通路に立たされて、レモンはシクシク泣き出すし、パパはぐずるイチゴを抱いたまま汗だく。
まわりの乗客も「ちょっとかわいそうだよね~」みたいな雰囲気になってきた。
責任者のパーサーは戻ってこないし、他のCAはシカトしっぱなしで離陸準備だけ進んでいくから、私たちは立たされたまま飛行機が飛ぶんじゃないかとさえ思った。
15分~20分ほど過ぎただろうか。
そんな状況を見かねたのだろう。前方に一つ空いてた席の横に座っていたご夫婦が「私たちは夫婦2人だから別々に座っても大丈夫。席代わるから3人一緒に座りなさい。」と申し出てくれた。涙が出るほど嬉しかったんだな~。
結局その方達の御好意で、私たちは3人並んで座らせていただき、そのご夫婦が1人ずつ別々に座る形で解決した。
解決したといっても、結局最後まで責任者のパーサーは戻ってこなかったのだから、「解決したわけ」ではないのだけれど。少なくとも飛行機が離陸する前に私たちは席に座ることができた。
もしあのご夫婦があのタイミングで申し出てくださらなかったら、本当に私たちは立ったままで飛行機は飛び立ったに違いない。だって本当にパーサーは戻ってこなかったのだから。
結局、チャイルドミールとキッズミールも私たちの分は配られなかった。
っていうか最終的に私たちがどこの席に座ったのか確認にさえ来なかったのだから、チャイルドミールがあったとしても私たちの所まで届くはずがない。もうこちらから確認する気力もなかったから私も無視。どうでもいいよ。無事に関空に着ければそれでいい。
もう2度とここの航空会社の飛行機に乗るのはやめよう。絶対に乗るもんか。と強く心に誓ったのでありました。
せっかくのグアム旅行だったのに、長い間旅行記をUPできなかったのは最後にこんな最悪の経験をしたから。
『終わり良ければすべて良し』とはよく言ったもので、『終わり』が悪かったので旅行全体が最悪の思い出になってしまっていました。
でも旅行から3年が経ち、写真の整理とともに私の心の整理もできた感じ。
遅ればせながら「嫌な思い出ばかりじゃないなー。楽しかった思い出もたくさんあるぢゃん☆」と思えてきたんです。
小さな子供を連れての旅行はたくさんの制約や不安があります。
でも1歳のイチゴは今しかいないし、7歳のレモンも今しかいない。その今しかいない時期に今しかできない経験を家族で残す、というのはとても大切なことだと思うんです。
帰国便に起きたショックな出来事を除けば、今回のグアム旅行にも、かけがえのないたくさんの思い出がキラキラと残っていました。
飛行機の件だけで、すべてを闇に葬るように心から追い出してしまうのはもったいない!
そう思えたからこそ、今この旅行記をUPしてみました。
近いうちに、またグアムに行きたい!とリベンジをの期待を込めて、旅行記を綴りました。お付き合い頂いた皆様、ありがとうございました。
そして、最後に。外資系航空会社のマイル特典航空券には気をつけましょう。