歴史を知らない子どもでも、おおっ!っと驚く平等院!
京都府宇治市にある平等院鳳凰堂は、藤原道長の別荘を弟の藤原頼通が寺院に作りかえたもの。藤原道長といえば、紫式部が使えた中宮彰子の父でもあり、平安時代・源氏物語当時の荘厳華麗な姿を間近で見ることができます。
平成24年9月から1年6ヶ月に渡って行われてきた平等院鳳凰堂の修復作業(平成の大修理)が平成26年4月に終了し、鮮やかな平等院鳳凰堂がよみがえりました。あまりにも朱色と金箔が美しすぎて、なんだか違和感を覚えるほどキレイですね~(笑)。
平等院鳳凰堂は、平安時代の建物なので、歴史の教科書の始めの方に出てきますし、歴史を習い始めたばかりの6年生にはピッタリの観光スポット。
「10円玉の裏の模様だよ」とか「一万円の鳳凰と一緒でしょ?」なんていう説明も、小学生には身近に感じられて興味を持ってくれやすいです。
また、平等院鳳凰堂には「平等院ミュージアム鳳翔館」が併設されているので、平等院を外から見るだけでなく、間近で装飾物を観られたり、当時の鮮やかな壁面装飾を観られたりするので、見応えがあります。
別料金になりますが、平等院鳳凰堂の中にも入ることができ、阿弥陀如来坐像を間近で見上げることもできますのでぜひ中に入って観てください。
お堂の中に入った時の説明もまた小学生にも分かりやすい内容です。できたら、「平等院ミュージアム鳳翔館」へ行った後でお堂の中に入った方が感動も大きいと思います。
平等院鳳凰堂周辺の駐車場・アクセス情報
平等院鳳凰堂は、JR奈良線で「宇治駅」下車、東へ徒歩10分・ 京阪電鉄宇治線で「京阪宇治駅」下車、徒歩10分という立地です。
子どもと一緒に歩いてもさほど遠い距離ではありませんし、途中の表参道にも土産物屋さんがならんでいて、美味しい物を食べながら歩くのも楽しいのでおススメです。
車で行く際には、駐車場の確保が最大の難関です。
平等院鳳凰堂には駐車場がありませんので、民間の駐車場や周辺のコインパーキングを利用します。
コインパーキングは周辺をウロウロしていれば何か所か見つかりますが、どこも停められる台数があまり多くないので常に満車のことが多いです。回転も早いのでしばらくウロウロしていると空車のタイミングに出会うこともあります。
平等院の裏手にあるお土産屋さんの駐車場も利用できます。
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が、藤棚が満開になるゴールデンウィークや、桜・紅葉・ツツジの季節には平等院に入るのに入場制限がかかるほど。
そんな時期は駐車場の確保は大変困難を極めますので、電車で行かれるのがおススメです。
小学生の京都歴史観光 平等院鳳凰堂へ行ってきました・体験ブログ
お姉ちゃんが6年生になったばかりの2014年4月。
同じ宇治市内にある「アクトパル宇治」でお花見&アスレチック遊びをした後、時間がまだ早かったこともあり、平等院鳳凰堂まで足を延ばしてきました。
>>「アクトパル宇治」の体験ブログはこちら
6年生になって歴史の授業が始まったお姉ちゃん。授業が始まった早々「歴史って面白くない」とぼやいていました。さて、平等院鳳凰堂は彼女の眼にどう映るのでしょうか。。。
修復作業(平成の大修理)が終わったばかりで、拝観再開になってまだ3週間。キレイになったばかりの平等院鳳凰堂を観たいとたくさんの人が詰めかけている様子です。
近くには民間の駐車場やコインパーキングがたくさんあるのですが、のきなみ満車でした。それでも時間は14時を過ぎているからか、チラホラと出庫しかけている車もありました。
タイミング良く私たちが通りかかった所で一瞬「空車」になったので、即決!
ほうじ茶のいい匂いがする参道を抜けて平等院の入口へ。
チケットを買う所から並んでいます。お堂の中まで入るには1時間15分待ちだとか。迷いましたがせっかくだからとお堂の中まで入るチケットも購入しました。
入るとすぐに表れる平等院鳳凰堂。なんとキレイなのでしょうか。なんだか色が鮮やかすぎて浮いてしまってるような気もしますが…(笑)。
でも6年生のお姉ちゃんはボロのお寺よりもキレイなこちらの方がよほど気に入った様子で、「すごーい!」「きれー!」と感動を口にしておりました(笑)。
10円玉を片手に、5歳の妹ちゃんも「いっしょだー!」と大はしゃぎでした。
その後「平等院ミュージアム鳳翔館」へ。
中では藤原氏の家系図をはじめ、平等院の由来、歴史、装飾品の説明など。
かなり見応えがありますよ。
その中でも6年生のお姉ちゃんが一番興味を持っていたのが『雲中供養菩薩像』が持っている楽器だったようです。「今の楽器の形とほぼ同じだね」との感想。
なるほど、本当にそうでした。お姉ちゃんの観察眼もなかなかのものですなぁ。
そんなこんなで、あっという間に1時間15分が過ぎ、お堂の中に入れる時間になりました。
お堂の中は、絶対入った方がいいです。おすすめです。
中の装飾は平成の大修理では手が入らなかった様子。
壁の絵巻はほとんどかすれて見えなくなっていましたが、ミュージアムで目の当りにしたあの鮮やかなお部屋がココに作られていたんだ!と思うだけで時の流れ、歴史の重み、そしてその当時の人の高い技術と豊かな想像力をヒシヒシと感じることができます。
最後は、参道で宇治の甘味・スィーツを堪能!
さて、お待たせしました。
表参道で抹茶スィーツを食べましょう!「やったーやったー!」と大喜びは妹ちゃん。
アクトパル宇治で散々遊んで疲れているのに、スィーツを食べたいがためにグッと我慢して付いてきていたのですからね。さぁ食べよう!
私のお目当ては、中村藤吉平等院店!宇治に来たらここの『生茶ゼリー』は食べないとね~(^w^) ぶぶぶ・・。
でも甘かった~。入るとスゴイ人が店内で待っていました。なんとウェイティングは15組( ̄Д ̄;;。もうだめだ、妹ちゃんがそんなに待てない…。
ということで諦めて、隣にあるショップでソフトクリームと名物生茶ゼリーを買ってその場でいただきました。
お持ち帰り用の『生茶ゼリー』でも、むっちゃうまし。
ソフトクリームの「玄米茶味」はやられます。メッチャ玄米茶な味で笑っちゃいますから、平等院まで行ったら絶対食べてみて!
普段は「抹茶嫌い」と言ってる娘たちも、こればっかりはがっつくように食べてました。ホント、中のアンコと抹茶ゼリーが絶妙の甘味と渋みで、トレビアーンです(笑)。
その後、向かい側にある「伊藤久衛門平等院店」へ。
こちらのお店も大繁盛していました。
ここでのお目当てはこれ!人気ナンバーワンの『抹茶生チョコ』。テレビや雑誌で取り上げられることが多くて、以前から気になってたんですよね~(* ̄m ̄)プッ。
こちらは買って帰って、家でいただいたのですが、もう!もう!想像以上の美味しさでした!
抹茶とホワイトチョコレートが絶妙なバランス。ふんわりと溶けて後味サッパリのチョコレートの甘味です。バレンタインデーに4万個も売れる理由が分かります。
平等院鳳凰堂に来たら、絶対にはずせない2大スィーツ。
中村藤吉平等院店のカフェでいただくという希望は叶えられませんでしたが、大満足の宇治スィーツ体験でした。お姉ちゃんも妹ちゃんも大満足だったので、やっぱり平等院まで来てよかったなーと感じた一日でした。
最後に立ち寄った「伊藤久衛門」さんの抹茶スィーツは、こちらの公式HPからでも買えますよ!